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環境

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Playing for the Planet Alliance

PlayStationは国連の「Playing for the Planet Alliance(P4P)」の創設メンバーです。これは2019年にニューヨークの国連本部で開催された、国連気候行動サミットで発足しました。 このアライアンスは、気候変動、生態系の回復、プラスチックの削減に具体的かつ期限のあるコミットメントを自発的に推進しているゲーム企業のメンバーで構成されています。本取り組みは、GRID-Arendalの支援のもと国連環境計画によって促進されています。

SIEの「Playing for the Planet Alliance」での取り組み:

  • ソニーグループの「Road to Zero」が推進する脱炭素化への取り組み。
  • PlayStationコンソールのエネルギー効率:省電力再開モード(最大0.5Wを消費)に加え、さらに新しい高効率のUSB充電モード(充電が完了すると、PlayStation 4のおよそ半分の消費電力)、チップアーキテクチャ、7nmチップセットなどのエネルギー効率の高い新たなテクノロジーをPlayStation 5に導入し、本体100万台の売上あたり、毎年想定45,600トンのCO2の排出を抑制します。
  • 2013年11月のPS4 コンソールの発売以降、全世界で推定 1,950万トンのCO2総排出量*を削減しており(2022 年 4 月まで)、2030年までに 2,700万トンに達すると推定されています。これは、システム・オン・チップ(SoC)、半導体チップのシュリンク、パワー・スケーリングといった効率化を促す技術の採用に加え、Suspend-to-RAMなどの省電力モード(PS4とPS5の両方で使用)の搭載によるものです。
  • 2022年、P4Pは、ゲーム業界とともに100万本の植樹を行なうという目標を掲げました。PlayStationコミュニティの皆さん、そしてパートナー各社と協力し、GuerrillaとSIEは、「アーロイの森プロジェクト」を発足し、目標を達成し生物多様性に対する意識を高める支援をしています。
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*このうち約200万トンのCO2削減については、EU待機電力指令「801/2013」によるものと予測されます。

PS5においては、想定総排出量の引き下げに応じて、本体100万台の売上あたり毎年31,200トンのCO2の排出抑制を想定しています。SBTi のメソドロジーに基づき、より正確なデータの取得が可能となったため、カーボンフットプリントの削減目標値を修正しました。

  • 2022年の『Horizon Forbidden West』の発売に合わせ、私たちは世界中の自然環境の保護と再生、また、環境問題に対する認知度の向上を推進するプログラムへの参加をPlayStationユーザーの皆様へ呼びかけました。本作は、地球上の自然と生物多様性の儚さ、そして気候変動への対策がいかに重要であるかを思い出させてくれるものです。これらのプログラムはPlaying for the Planetアライアンスの一環として、国際連合環境計画(UNEP)とUN-REDDが推進するPlay4Forestsによって支援されています。
  • 2021年および2022年のP4P Green Games Jamでは、『Dreams Universe』でゲームコンテンツを制作するセッションをPlayStation Studios Media Moleculeが主催し、PlayStationユーザーの皆様を招待しました。
  • SIEは2020年のロックダウン中に、気候変動について子どもたちに教育するためのバーチャルリアリティビデオをUNEPと協力してPlayStation®4の『Dreams Universe』で制作し、公開しました。
  • また、ニュージーランドのチャリティ団体Sustainable Coastlinesとともに、PS4の『Dreams Universe』で『Pick Up Quick』というビーチクリーニングのゲームを制作し、地元の海岸の海洋ごみの問題に関する認知度の向上にも取り組みました。
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欧州連合(EU)Games Console Voluntary Agreement(ゲーム機自主協定)

欧州連合(EU)内において、SIEは、マイクロソフト、任天堂とともに、「Games Console Voluntary Agreement(ゲーム機自主協定)」(EU指令2009/125/EC)に署名しています。2015年に欧州委員会により正式に承認されたこの自主協定(VA)は、ゲーム機のエネルギー効率と資源効率を向上させるため、以下のような措置を定めています。

  • 自動電源オフの時間制限の義務化
  • メディアモードとナビゲーションモードでのゲーム機の最大消費電力の上限設定
  • ゲーム機メーカーが自社のゲーム機の消費電力を公表することの義務化
  • 保証期間外の修理サービスの提供、およびゲーム機のメンテナンスに役立つ情報のユーザーへの提供
  • ゲーム機リサイクルの促進

Ultra High Definition(UHD)対応世代のゲーム機(PlayStation 4とPlayStation 4 Proを含む)の寿命期間中、欧州自主協定(VA)により48TWh(ポルトガルの年間発電量に相当)のエネルギーが節約されると推定されています。8K対応ゲーム機(PlayStation®5を含む)では、UHD対応のゲーム機と比較して、技術の向上によってエネルギー効率が高まり、寿命期間中、さらに38TWhのエネルギーが節約されると推定されています。この協定は、継続的な改善のため、2年ごとに見直されます。

DualSenseコントローラーのクロースアップ写真
PS5およびPS5デジタルエディションと並ぶDualSenseワイヤレスコントローラー